伊勢神宮(唯一神明づくり)

 伊勢神宮は内宮と外宮があります 内宮のお祭神は天照大神(言霊原理を祀る) 外宮のお祭神は豊受姫神(言霊原理の活用を祀る)です 内宮の正殿について説明いたします
 伊勢神宮の正殿は人間の心の言霊による構造をそっくりそのまま形式として表した建物です 建築の様式の箇所にその黙示を伝えています

【心の御柱】 宮柱太知り
■四角の檜の柱で長さ五尺、柱の中の下ニ尺は地中に埋もれ、上三尺だけが地上に出ています
■心柱五尺は伊耶那岐・美ニ神が一体となった伊耶那岐の大神を指しています 伊耶那岐の大神の菅麻音図の母音アオウエイを黙示しており、下ニ尺が地中に埋もれているのは、言霊エ(実践英智)と言霊イ(言霊原理・布斗麻邇)がここ二千年間、人間の存在意識の底に埋没していたという黙示です
■心の現象を生み出す元の宇宙、心の住家の宇宙を器物として形として表徴したもので、古神道では「天之御柱」と呼んでいます

【八咫鏡】 天照大神を表徴する天津太祝詞音図の父韻(ア段)の配列タカマハラナヤサに基づいて作った立体構造の五十音図を型としたもの
■心柱(歴史を創造していく土台)の真上に八咫鏡(創造のための完成された規範=かがみ)があるということは、それが伊耶那岐の大神(親)の原理に基づいて生れた天照大神(子)の人類文明創造の実践英智(言霊エ)であることを示しています

【千木(内削ぎ)】 高天原に千木高リ知りて
■内宮の内削ぎは哲学上の言葉では「演繹法」を、外宮の外削ぎは「帰納法」を表わしています
■千木(ちぎ)は道木の意で道理の気とも受取られます 御祭神の言霊学上の働きのことです

【鰹木】 
■鰹木とは数招です 数招の意味は言霊の意味内容や運用の仕方を数で表わしています 天照大神の判断力は十拳の剣ですから内宮の鰹木は十本です ア・タカマハラナヤサ・ワを表わしています